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Vol.3 本来あるべき主従関係の構築
子犬は新しい家に来ると、飼い主さんの行動や生活パターンを観察しながら自分の置かれた立場を徐々に認識していきます。
ここでご家族のみなさんがもの珍しさから子犬を溺愛(特別扱い)してしまうと、子犬は自分が特別な立場であると認識してしまう場合があります。
日本の多くの飼い主さんがこのパターンで、犬と対等な関係(友達関係)になってしまう場合が多いようです。
場合によっては犬の方がリーダーと化してしまうケースも珍しくありません。
こうならない為にもすべては子犬を迎え入れてから最初の1ヶ月間が勝負ということを忘れないでください。
ここで子犬にナメられて(馬鹿にされて)しまうと、その関係が10数年間続いてしまうのです。
こうなってからではいくら訓練士さんなどに矯正を依頼したとしても、飼い主さんと犬との主従関係が変わることはまずありませんので、結局のところ大きな効果はほとんど期待できないのです。
カワイイ子犬を目の前にするとついつい甘やかしたくなる気持ちは解りますが、ここでグッとこらえて我慢してください。
何度も言いますが、たったの1ヶ月間だけでいいのです。
最初の1ヶ月間をケジメのある当たり前の生活さえ送って頂ければ、子犬はご家族みなさんのことを自分より立場が上位であると認識してくれます。
『ケジメのある当たり前の生活』とは子犬を迎え入れたからと言って今までの生活パターンを子犬中心の生活に変えてしまわないこと。
飼い始めて間もない子犬がハウスに入っているにも関わらずハウスの外側から声を掛けるなどして構ったり、子犬をハウスから出しっ放しにしてひとりで自由な状態で遊ばせたりする飼い主さんが多く見受けられますが、こういった間違った接し方ひとつひとつの積み重ねがしつけの失敗に繋がっていくのです。
子犬がハウスで休んでいる時は放っておき(=子犬に自分ひとりで過ごす安らぎの時間を与える)、子犬と遊んであげる時はダラダラと長い時間遊ぶのではなく、必ず飼い主さんが一緒になって短い時間で楽しく遊ぶ(=飼い主さんと中身の濃い遊びをすることにより飼い主さんのリーダーとしての魅力が増す)といったケジメのある生活を心掛けてください。
それさえ出来ればこの先10数年間続く犬との生活が非常に楽しいものとなり、なおかつしつけの面で大変な思いをすることなどほとんどありません。 |
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