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ハウスのしつけ

Vol.1 ハウスのあり方

ペットとして飼育される犬は我々人間のパートナー的な存在となりましたが、本来は土に穴を掘り、巣を造って暮らす(休む)狼を祖先とする穴倉動物です。

そんな犬が人間社会の中(ペットとして)で暮らしていく上でも、当然のことながら巣(=ハウス)が必要となります。

実はそのハウスが子犬のしつけにおいてとても重要な役割を果たすという事実をご存知でしょうか?

人間の感覚だと犬のハウスは『犬を閉じ込めておくオリ』と考えてしまいがちですが、本来穴倉動物である犬にとっては広過ぎない程度のハウスが一番心安らぐ寝床(巣)となるのです。

ハウスを与えられた犬はそのスペースが自分専用のテリトリーであることを徐々に理解していきます。

そして飼い主さんはこれまでの生活を変えることなく、今まで通り過ごしてください。

たったこれだけのことでも犬は人間(飼い主)との立場の違いを自然に理解してくれるのです。

逆にハウスを与えられなかった犬は必然的に飼い主さんと同じ行動範囲で生活することになります。

それが結果的に『自分は人間と対等な地位(もしくは人間よりも上位)にいる』という勘違いを引き起こし易くなってしまうのです。

最初にハウス中心で過ごさせる飼い方と、お部屋の中を自由に放した状態での放し飼いでは明らかに今後のしつけに差が生じてきます。

しつけの基礎知識】の項目で解説してきたことを忠実に実行し、ハウス中心の飼育を心掛けて頂ければしつけの基礎作りは完了したといっても過言ではありません。

そしてこれらの基礎作りがしっかりと出来てさえいれば、家庭犬レベルのしつけなら飼育初心者さんでも驚くほどカンタンに出来てしまいます。

なぜならそれはあなたの愛犬があなた自身のことを尊敬に値するリーダーであると認識し、そのリーダーからしっかりと守られていることを最高の安堵と感じるからです。(すなわちそれが野生の犬社会におけるボスと群れのメンバーの関係に値するのです)

つまり犬のハウスは犬の習性を上手く利用し、なおかつ犬に負担を与えずに今後しつけをする上での基礎作りができてしまうスーパーアイテムであり、必須アイテムでもあるのです。

最初(子犬を迎えてすぐ)はハウスの中に段ボール箱やペット用ベッド等の寝床とトイレスペースを分けて作ります。

寝床が大き過ぎると子犬は落ち着いて休めませんので、寝床は体を丸めてちょうど収まる程度の大きさが理想的です。

成犬になって「ハウス=自分のテリトリー」ということがしっかり理解できてさえいれば、お部屋の中を自由に放した状態での飼い方でもいいでしょう。

ハウスの大きさの目安は、成犬時に身体全体がすっぽり収まって休める程度の大きささえあればじゅうぶんです。

これから子犬を飼育される方も、既に愛犬と暮らしていらっしゃる方も、必ず飼育環境や犬種に見合ったハウスを用意してあげましょう。

Vol.1 ハウスのあり方
Vol.2 ハウスを嫌がる場合
Vol.3 ハウストレーニングのコツ

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